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【必見】ここが面白い!和歌山城の見どころまとめ!

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和歌山市のシンボルである和歌山城
なんとなーく天守閣を眺めるだけ、公園内をふらふら散歩するだけで終わっていませんか?

それだけではもったいないです。

この記事では和歌山城をもっと楽しむための見どころ注目ポイントをまとめています。
毎週のように和歌山城に通い公園内を散策している私たちが、和歌山城に関するいろんな情報を集めてまとめました。

きっと和歌山城の本当の面白さを知ることができ、和歌山城を120%楽しむことができますよ。

※随時更新予定

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和歌山城のマップと創建の歴史

和歌山城の立地

和歌山市の中心部にそびえたつ和歌山城。
和歌山城の周りには、県庁、市役所、中央郵便局などがあり、和歌山市の中心地です。

北側、東側にはお堀が残っており、天守閣は小高い丘に建っています。
天守閣までたどり着くには、裏坂表坂新表坂の3種類の道がありますが、いずれも結構な階段や坂を進まないといけないので、ちょっと息が上がるレベルです。

和歌山城の歴史

和歌山城といえば紀州徳川家のイメージが強いのかと思いきや、創建したのは羽柴(豊臣)秀吉の弟である羽柴秀長

天正13年(1585年)、紀州を平定した秀吉の命により秀長が築き、秀長の家臣である桑山重晴という人物が最初の城主となります。

慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いの後、浅野幸長が37万6千石で紀伊に入国。和歌山城主となり、大改修が行われます。現在の本町通りの辺りはこの時代に城下町として整備されました。

その後、1619年に徳川頼宣が55万5千石で入国し紀州藩が成立します。二の丸の拡張や砂の丸・南の丸の造設などを行い、現在の和歌山城公園の姿がおおむね完成しました。

現在はその白壁が特徴的な白亜の天守閣ですが、白壁の姿になったのは1798年十代藩主の徳川治宝の時代で、創建当時は熊本城のような黒板張りの天守閣でした。

黒板張りが特徴的な熊本城

また、和歌山城天守閣はこれまでに2度の焼失を経験しています。1度目は1846年に落雷による火災で、2度目は1945年、第二次世界大戦時の和歌山大空襲で焼失しています。

いずれも創建当時の姿とほとんど同じ姿で再建されていますが、現在の天守閣は鉄筋コンクリート製。そんな天守閣は現在、耐久性の不安を抱えており、空襲前の姿のように木造で再建しようという計画がたてられています。

2度の焼失の話や木造での再建計画については以下の記事でも詳しく解説しています。よければご覧ください。

みどころ5選

ここからは和歌山城のみどころを厳選5つご紹介します。観光の際の参考にしてみてください。

天守閣

お城といえばやっぱり天守閣!

和歌山城は連立式天守という構造をしており、姫路城と松山城とともに3大連立式天守に数えられています。

連立式天守とは天守と2基以上の小天守や隅櫓(すみやぐら)を、中庭を取り囲むようにロ字状に渡櫓(わたりやぐら)で繋ぎ合っている形をしたものです。

【お城の基礎講座】4.天守の四つの形式 = 複合式、連結式、連立式、独立式より

和歌山城も大天守から時計回りに天守二之御門(楠門)、二之門櫓乾櫓小天守を多門櫓でつなぐ連立式になっています。

中庭には東蔵と西蔵の2つの蔵があり、武器や塩などを保存していたと考えられています。現在は東蔵はトイレ棟に、西蔵は取り壊され庭園となっています。

連立式天守は見る方角により小天守や隅櫓の見え方が大きく変わるので、さまざまな表情を見ることができます。
観光の際はぜひ色々な角度から見てみてください。

また、天守閣の内部では徳川家や紀州藩ゆかりのものを多数展示しており、天守曲輪の内部をぐるっと1周できるようになっています。

天守閣も最上階まで登ることができ、展望台からの眺めは抜群!和歌山市内を一望することができ、さすがは徳川家といったところです。

入場料大人410円
小人200円(小・中学生)
利用時間9:00〜17:30(入場は17:00まで)
休み12月29日〜12月31日
お問い合わせTEL:073-422-8979

豊富な石垣

和歌山城公園内には、多くの石垣が比較的きれいな状態で残されています。

荒々しく積み上げられた石垣もあれば

野面積み

精巧に計算されびっちりと積み上げられた石垣もあります。

打ち込みハギ

石垣の積み方は大きく分けて3種類あると言われており、ここ和歌山城ではその全てを見ることができます。

石垣の積み方についてご存知ない方は、ぜひ予習してから和歌山城を散策してみてください。これは何積みかな〜と考えながら石垣を眺めるのもとても楽しいですよ。

石垣の注目ポイントは積み方だけではありません。

他にも、こんな見事な高石垣があったり。

謎の刻印が彫られた石があったり。

石垣だけでもたくさんのみどころポイントがあります。以下記事でもご紹介していますのでよければご覧ください。

お城の動物園

和歌山城公園内には小さな動物園があります。

入場料は無料で、13:30〜14:00にはエサやり体験をすることもできます。

この城郭敷地内にある動物園、かつては市民の憩いの場として多くの城郭敷地内に作られていました。

しかし、時代の流れや城郭の本来あるべき姿など様々な理由により徐々に閉鎖されていき、現在では姫路城とここ和歌山城の2ヶ所しか残されていません。

姫路城の動物園も移転が決定しており、和歌山城動物園も移転が検討されていました。ですが、市の方針転換により現在の場所での存続が決定されています。

動物たちの種類は多いわけではありませんが、個人的には散歩のついでにふらっと動物たちを眺めることができるのんびりした雰囲気が好きです。

入場料無料
利用時間9:00〜17:00
休み6〜9月、12〜2月の火曜日
(祝日の場合は直後の平日)
お問い合わせ動物園 TEL:073-424-8635

西の丸庭園&御橋廊下

名勝・西の丸庭園

西の丸庭園は、和歌山城内にある大名庭園です。虎伏山の起伏を利用し、内堀に続く水場を大きな池に見立てた庭園です。

水面ギリギリまで降りることもでき、小さな滝のちょろちょろという音がとても心地よい場所です。

お堀に浮かぶ「鳶魚閣(えんぎょかく)」も庭園らしい雰囲気を醸し出すいいアクセントになっており、目でも耳でも楽しめる場所になっています。

また、11月頃に見事な紅葉が見られることから「紅葉渓庭園」と呼ばれることもあり、紅葉の時期には多くの観光客で賑わいます。

紅葉の時期に観光される方は、是非立ち寄ってみてください。

入場料無料
利用時間9:00〜17:00
※入園は16:45まで
休み12月29日〜12月31日

御橋廊下

藩主の生活の中心であった二の丸と西の丸庭園を行き来するための橋で、けやき通りからみる天守との景観が屈指の撮影スポットになっています。

外からは見えない造りで、江戸時代には藩主とそのお付きの人だけが通ることを許されていました。

両岸の高低差によって斜めにかかる全国的に珍しい構造をしており、滑らないように小さな階段のようになっています。

土足厳禁で靴を脱ぐ必要がありますが、実際に中を通ることができます。

御橋廊下
入場料無料
利用時間9:00〜17:00
※西の丸庭園に16:30までに入園
休み12月29日〜12月31日

紅松庵(こうしょうあん)

西の丸庭園内にある茶室です。中では本格的なお抹茶と季節のお菓子を楽しむことができます。

名前の由来は紅葉渓の「」と、この茶室を寄付した和歌山市出身の松下幸之助氏の「」から。

茶道の心得は必要ないので、気軽に和歌山城観光の一服にいかがでしょうか。

点出し一服 470円
利用時間9:00〜16:30
休み12月29日〜翌年1月3日
お問い合わせ紅松庵 TEL:073-431-8648

現存する3つの城門

和歌山城には大手門岡口門追廻門の3つの城門が現存しています。

名前の由来や建てられた背景など門ひとつにもそれぞれの物語があり、知っていると観光時の面白さが違います。

大手門

「公園前」のバス停を降りると目の前に現れるのが大手門です。

お堀を渡るための一の橋との組み合わせもまさに玄関らしくかっこいい。

ですが、和歌山城の築城当時はこちらは大手門(=正門)ではなく、浅野期の改革時に大手門とされました。

岡口門

和歌山城公園内で数少ない江戸時代から一度も崩壊せずに残る建造物で、国の重要文化財に指定されています。

1585年頃の和歌山城築城当時はこちらが大手門でした。

追廻門

バス停や大型バスの駐車場からは反対の位置にあるのであまり目立ちませんが、こちらも江戸時代から一度も崩壊せずに残る建造物です。

赤色に塗られた城門は全国的にも珍しく、一見の価値ありです。

利用時間・料金

施設名利用時間料金
天守閣9:00〜17:30
※7/20~8/31は20:00まで
大人:410円
小人:200円(小・中学生)
西之丸庭園(紅葉渓庭園)9:00〜17:00無料
茶室 紅松庵9:00〜16:30470円
御橋廊下9:00〜17:00無料
動物園9:00〜17:00無料
わかやま歴史館 歴史展示室9:00〜17:30大人:100円
小人:無料(小・中学生)
上記以外のエリア常時開放無料

団体向け割引や、イベントに伴う割引(たま~に無料も!)も実施されていますので、詳しくは公式HPやイベント情報をご確認ください。
また、初日の出や「POWER OF わかやま」といったイベント時には、時間外にも天守閣が開放されていることもあり、レアな体験をすることもできます。

アクセス

車でのアクセス

車の場合は、阪和自動車道を和歌山ICで降りて、西に15分程でつきます。

和歌山城の駐車場には、三年坂通りから左折でしか入れません。
東側からは右折できませんので、注意しましょう。

また、和歌山城内の駐車場は比較的狭く、あまり多くの車は停められません。
花見や紅葉など、人気な時期には停められない可能性があります。
和歌山城周辺のコインパーキングや市営駐車場を確認しておきましょう。

和歌山市HPより
注意

和歌山城北側のわかやま歴史館前は、大型バス専用の駐車場です。
北側には一般車は駐車できませんので、南側の駐車場を利用しましょう。

電車でのアクセス

最寄り駅は南海和歌山市駅です。なんばから特急サザンで1時間程の距離です。
バスに乗れば8分程で和歌山城の目の前に着くし、歩いても15分程度なのでバスを待つくらいなら歩いたほうが早いかもですね。

また、JR和歌山駅からもバスが出ています。
JR和歌山駅から歩くのはちょっと遠いので、おススメしません。(25分以上はかかります)
2023年春から特急くろしおが大阪駅にも停車するようになるため、JR和歌山駅からの利便性はアップしますね!

JR和歌山駅と南海和歌山市駅は、離れたところにある全くの別駅のため、乗り間違いのないよう注意しましょう!

おにさ
おにさ

和歌山市民でもややこしいと思う名称。

みんなは「和駅(わえき)」「市駅(しえき)」と呼んで区別しています!

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ではっ!ばいばいっ!ノシ

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