どうも!おにさです!
今回は、放射線技師ってどんな仕事?part2です。前回のpart1では放射線技師の仕事内容、1日の仕事の流れを解説しました。
part2では放射線技師の仕事に対して思うこと、辛いこと、リアルな年収、また年収1000万円は可能か?など解説していきたいと思います。
よければ、前回の記事もご覧ください。
仕事に対して思うこと
まずは仕事に対して思うことについて。こちらに関しては私の個人的な意見・感想です。放射線技師全員がそのように感じているわけではありませんのでご了承ください。
医師・看護師とは違うやりがい
私は、放射線技師という仕事は医療職の中で医師や看護師と比べると、患者さんと密に関わることが少ない仕事だと思っています。
というのも、医師や看護師は患者さんの治療やケアに直接関わりますが、放射線技師は検査をするだけです。もちろん、不安に感じさせないような声かけをするなどの意識はしていますが、患者さんとはその場限りの関わりであることが多いです。
医師や看護師は担当の患者が治療を終えて元気に帰っていくまでを見届けることができますが、放射線技師はそのような機会はあまりありません。
そういった意味でのやりがいは医師や看護師に比べると少ないと私は感じています。
日常でのやりがいで言うと、難しい撮影なんかを一発でバチっと撮影できた時は「よしっ!」ってなりますね。小さなよろこびですが。笑
安定した毎日
前回の記事の「放射線技師の1日」のパートでも説明したように、放射線技師の仕事はルーティン化されており毎日代わり映えしないことが多いです。
単調な作業をこなすのが得意!という方は向いているかもしれませんね。
モダリティー毎にローテーションするのでたまに違う仕事に変わることもあります。
自分のやりたいことを極めやすい
もし好きなモダリティー(CT、MRIなど)が見つかれば、それを極めることができます。
放射線技師はCT専門技師やMRI専門技師など、放射線技師の中でも一つの分野に特化した専門資格や認定を取得することができます。
その資格を取得することで職場へのアピールにもなりますし、自分のやりたいこと・興味のあることを極めることができる。これが放射線技師のやりがいのひとつになると思います。
辛いこと
放射線技師として仕事をする上で辛いことと言えば、やはり当直です。放射線技師でなくても当直はしんどいものだとは思いますが、、、
医療の世界というものはミスが許されない世界です。それは放射線技師も同じことで、当直中でも同じです。
睡眠時間がほとんどない中でミスしないように高い集中力を必要とするので、当直明けの日は心身ともに疲れ切ってしまいます。
ただ、後の年収の部分でも説明しますが当直をするしないで給料が大きく変わってきます。施設によって異なりますが、1回の当直手当は1万円前後で1ヶ月に2〜4回くらいのところが多いです。
お金のためと思えばなんとかがんばれます。笑
年収は?
さぁ続いては放射線技師の年収について見ていきましょう。
厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、放射線技師の平均年収は547万円だそうです。
記事執筆のためにリサーチしていると、放射線技師の年収はコメディカル(医師を除く医療職)の中で薬剤師に次いで高いそうです。ほんまか!?って感じです。
過去の年収
こちらは過去の私のリアルな年収をまとめたものです。2年目から3年目になる時に一度転職をしているので、病院A、病院Bとしています。
ほとんどの施設では1年目の秋〜2年目の春くらいから当直に入り始めます。また、同じくらいの時期からできることも増えてきて残業時間も増えてきます。(最初の頃は残っていても何も出来ないので、残業時間はほぼ0です。)
病院Aでの1年目→2年目で+約100万円、同じく病院Bでの1年目→2年目(上の表では3年目→4年目)でも+約100万円も年収がUPしています。こうしてみると当直の有無が年収に直結してくるのがよくわかりますね。
そうです。放射線技師の年収は当直手当ありきなのです。当直のない病院だと平均以上の年収は難しいかもしれませんね。
またそれ以降は、基本給のUPしか年収が上がる要素がないので伸びはあまりありません。もっと稼ぎたいんじゃ!って人は難しいかもしれませんね。
バイトを兼務している人もいた
転職前の病院Aで働いていた時の話ですが、その病院は給料が安いことで有名でした。
なので、整形外科などの小さなクリニックなどでバイトをしている人がいました。病院的にはおそらくダメだと思いますが、内緒でバイトしている人がいました。病院によっては歴代の先輩から紹介されて引き継がれているところもあるようです。
私は休日にもプラスで働くなんてありえないと思ってたので絶対しませんでした。笑
年収1000万円は可能?
ぶっちゃけ無理
それでは高収入といわれる指標の1つである年収1000万円。放射線技師はそこまで到達できるのかについてですが、、、
ぶっちゃけ無理です。
現状、大病院などの技師長クラスなら年収1000万円稼いでいる人はもしかしたらいるかもしれません。ですが、これから放射線技師を目指そう!現在放射線技師で年収1000万円いきたい!という人は無理だと思った方がいいです。
なぜなら現在、技師長などの役が付いている多くの年上の人たちは、放射線技師がかなりレアだった時代から働き年功序列式にどんどん年収が上がっていき現在の年収に至っているはずです。
病院の数に対して放射線技師が飽和してきている今、収入が上がらないと言われている今、年収1000万円は不可能だと私は思います。
医療機器メーカーに転職する
では、どうすれば年収1000万円を達成することができるでしょう。可能性があるとすれば医療機器メーカーに転職することです。「いや、放射線技師やめるんかーい」って感じですが、、、
放射線技師として数年間、実務経験を積みその間にできたコネを使って医療機器メーカーに転職する。そこでバリバリ頑張って上り詰めていく。って感じですかね。
技師として働いていた経験や知識も活かせるので、無駄にはなりません。
もちろん楽な道ではありませんが、放射線技師のままでは可能性は0なのでそれよりはいいでしょう。「僕は年収1000万円稼ぐんや!!」って人は参考にしてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。放射線技師のやりがいや年収などについて見ていきました。
毎日ルーティンの繰り返しで、人によってはやりがいのない仕事だと感じるかもしれません。ですが、給与も安定しているので性格が合えばいい仕事だと思います。
画像を見たり、3D画像を作ったり、私はそれなりに楽しく働いてます。
ではっ!ばいばいっ!ノシ
↓もしよければ前回の記事も見ていって下さい。↓
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