2024年夏、和歌山城で「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」のロケが実施されることが発表されました!
その名前の通り、水を全部抜いて水質改善や生態系の調査等を行うことをコンセプトとしたテレビ東京系列の人気番組です。
過去に群馬県女渕城や神奈川県小田原城などでお堀の水を抜いた経験があることから市をあげて誘致を続けていて、ついに和歌山城のお堀がターゲットになったとのこと。
追記:
2024年9月5日ロケが行われました。放送日は9月22日18時30分から!
当日の様子はこちら。
和歌山城の内堀の水がなくなる!?
和歌山市では、2年前にとある子供から提案されたことをきっかけに誘致を続けていたそうで、2024年夏ついに和歌山城でのロケが実現することになりました。
今回の和歌山城のロケでは、北側エリアの一の橋辺りから西の丸庭園が対象となります。
お堀の水を抜く目的
和歌山城の内堀において、水を抜く目的は主に3つ。
①溜まったゴミ・泥の清掃
2023年に放送された毎日放送の「Aぇ!!!!!!ゐこ」で、Aぇ!Groupとよゐこが和歌山城でロケしていたことも記憶に新しいですよね。
この時は内堀に潜ってお宝探索していましたが、泥が多く水が濁ってかなり苦戦していた様子でした。
潜らずともきれいな状態とは言えないのは誰の目から見ても明白で、堀底にたまったゴミや泥を清掃することが一つの目的となっています。
②生態系の回復
①貯まったゴミ・泥の清掃 ともつながってきますが、堀の水質を改善することで、生態系の回復も狙いとしてあるようです。
また、和歌山城にも様々な外来種が生存しており、番組のコンセプトとして外来種の駆除も行われることも予想されます。
③北辺櫓群の復元に向けた遺構調査
北側のお堀の内側は、今は石垣がずーっと続いているだけですが、かつては石垣の上に月見櫓・物見櫓・駿河櫓という3つの櫓が建設されていました。
和歌山城の整備計画の一環として、この櫓群の復元が本格的に検討されています。
地上での遺構調査のみならず、水を抜き堀底の状況を調査することで、復元計画に役立てることも目的として掲げられています。
和歌山城では他にもさまざまな復元計画が進められています。
その一つが、和歌山城公園の南西に位置する扇の芝というエリア。和歌山城公園の新たなスポットとして、令和9年度の完成を目指しています。
ボランティアも募集
まだロケの日程等の情報は公開されていませんが、ロケ当日はボランティアとして参加することができます!
和歌山市の公式ボランティア制度「和歌山市市民公益活動登録制度」に登録しておくことで、詳細が決まり次第ボランティア募集が開始されるようです。
興味ある人は、ぜひ応募を検討してみてください♪
和歌山城の堀の清掃に携われるなんて、またとない機会だよね。
僕たちもボランティアとして参加したいなと考えているよ!
追記:9月5日にロケ実施、9月22日18時半〜放送!
2024年9月5日にロケが実施されました。
放送日は9月22日(日)18時30分〜です。
放送が楽しみ!
ちなみに妻はボランティアとして参加、私は外れました(泣)
追記②:ボランティア&撮影の様子
撮影の約1か月前、和歌山市の公式ボランティア制度「和歌山市市民公益活動登録制度」から応募しました。
ボランティア応募は279人、その中から約100人が当選。
夫婦で応募したのに、私だけ当選したんだよね。私だけではなく、同じような参加者がたくさんいたよ。
当日は、集合してすぐに番組スタッフから撮影の流れや動きについての簡単な説明がありました。
その後、胴長を持っていない人は、胴長の貸し出しへ。
胴長の貸し出しがあるとは知らされておらず、この日のためにわざわざ購入した長靴は、結局活躍することはありませんでした、、、、
「がんばるぞー!おー!」というボランティア紹介映像の撮影や、番組演者も含めたオープニング撮影を経て、いざお堀へ。
紅葉渓庭園の端っこから入水し、御橋廊下を超えたあたりがメインの作業場となりました。
長靴では太刀打ちできない深さのエリアもあり、全員に胴長が配布されたことにも納得。
水を抜いたエリアに対して、作業エリアが狭くてびっくりしたよ。
もっと広範囲で作業するものとばかりイメージしていたからね。
作業内容は「生き物の捕獲・運搬」。
コイやフナなどをタライに捕まえ、バケツリレー方式で西の丸広場まで持っていくという作業を、演者とボランティアが一体となってひたすらに1時間半ほど。
元気な魚が泥を飛ばしまくるので、お堀に入っている人も陸地にいる人も、みんな泥だらけ。
捕獲された生物は、西の丸広場の生簀に集められました。
ほとんどがコイ。そのほかには、フナ、亀、カニなども捕獲されていました。
捕獲した生物たちは、和歌山県立自然博物館で展示されたりするんだって。
最後にエンディングの撮影をして、終わり。
お堀に入るなんて、もう一生涯経験することもないだろうと思います。
実際の作業自体は1時間半程度でしたが、とっても貴重な経験でした。当選してよかった!
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